私がパンを焼く頻度とパンが余らないようにする4つの工夫

講師をしているといろいろな方からご質問をいただくのですが、

「先生はどのくらいの頻度でパンを焼いていますか?

余ることはないですか?」

という質問を多くいただきます。

 

そこで今回は、私がパンを焼く頻度とパンが余らないようにする4つの工夫をお伝えしたいと思います。

 

私がパンを焼く頻度

私がパンを焼く頻度(家庭用として)は、時によりまちまちですが、平均するとだいたい2日に1度くらい焼いています。

一番多く焼くのは角食パンですが、試作のパンや、レッスンのパンも工程などを忘れないように焼いています。

たまに間食として食べることもありますが、パンを食べるのは朝食がほとんどです。

 

パンが余らないようにする4つの工夫

①酵母をおこす量を考える

おこした酵母はできるだけ早いうちに使い切りたいので、逆算して考えます。

おこす酵母の量を調整しないと、酵母が余ってもったいないがためにパンを作ることに必死になり、結局食べきれないことになってします。

酵母をおこす分量を使い切れる量で計算しておけば、焦って大量のパンを作らなくてもよくなります。

特に旅行前や忙しくなることがわかっている前などはおこすのを控えています。

 

 

②家族の好みで作る分量を考える

例えば我が家では同じ粉量でも、甘いパンは消費が遅いけれど、フォカッチャなどのしょっぱいパンは消費が早いので、甘いパンを作るときは半分の量で作るなど、パンの種類によって分量を変えて作ります。

角食パンなどは2日に1斤のペースで消費するので、一度に2斤作ってしまうのもそうですね。

反対にドーナツなどは粉量を少し抑えてレッスンしており(食べきれないと味が落ちてしまうので)、実際に作るときもちょうどいいかなと思っています。

 

③一つの生地で2種類のパンを焼く

これは、レッスンでも意識して取り入れていることですが、同じ生地で2種類のパンを焼くことができると、飽きずに食べることができます。

「この生地はプレーンでもココア味にも抹茶味にもアレンジができますよ。」

というアレンジも、もちろん良いと思いますが、

「この生地で違うパンがもう1種類できますよ。」

の方が、取りかかりやすいかなと思っています。

例えば初級コース2回目のウインナーロールとハムマヨロールがそうです。

前日にパンの生地を仕込み、次の日成形するときの気分でウインナーにしたりハムにしたり、どちらも作ってみたりと調整ができます。

上級のメロンパンとチョココロネもそうです。

このようにアレンジを工夫することで飽きずに食べられるようにしています。

 

④シンプルなパンは簡単にアレンジしていただく

例えば、食パンなどはトーストした方が好きなので、バターをのせてトーストでいただくことが多いです。ピーナツペーストとはちみつも美味しいです。バターは黒ゴマブレッドでもおススメ!

先日月替わりレッスンとしてアップした、よもぎの甘納豆パンもバターをのせて焼いたら美味しかったですよ。丸パンの方はトースターで少し焼きなおすだけで美味しさアップです。

フランスパンなどはフレンチトーストにしたり、オニオンスープに使っても美味しいです。

カンパーニュなどもクリームチーズとはちみつをのせたり、炒り卵サンドにしたり。

朝はなかなかゆっくり時間が取れないので、とにかく簡単にできるアレンジが大事。バターをのせて焼くだけでも塩気が入って少し味が変わります。

 

 

まとめ

自分で作ったパンでも買ってきたパンでも、できれば残したくない。

そのためには量を調節して作ったり、簡単なアレンジをしたりして工夫しています。

それができるのも自分で作った手ごねパンだからこそ。

一生懸命作ったパンを最後まで美味しくいただけるように、アレンジ方法をお伝えするのも講師の仕事かなと思っています。

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

以上、私がパンを焼く頻度とパンが余らないようにする4つの工夫についてでした。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。